委員会

令和2年決算特別委員会5日目



●道路バリアフリー事業
●公園・児童遊園費
●防災関係
●消防団運営費
●避難所等備蓄品について質問

⑴  平成27年3月20日に大井町駅周辺地区バリアフリー計画、平成29年7月31日に旗の台駅周辺地区バリアフリー計画を策定したが、概要と進展状況を教えて。

⑴  バリアフリー法に基づき、特に重点的にバリアフリー化整備を進めていく区域として定めている。大井町では、点字ブロックの整備や歩道のセミフラット化、旗の台では、心身障害者福祉会館前区道の点字ブロックの補修、公園のバリアフリー化改善整備、地域センターのだれでもトイレの高機能化など、バリアフリー化に取り組む。

⑴  点字ブロックは視覚障害者の方には必要で、車椅子、ベビーカーからは逆にバリアになる。適材適所にほかの利用者のことも考え設置していくことが課題となるが。
⑵  点字ブロックの上を通るときは、車椅子とベビーカーがちょっと通れるような隙間を空けたり、景観に配慮した物、同系色のゴム製にするなど、新しい設置方法の考え方も必要では。
⑶  ハード面だけではなく、教育、歩み寄るというソフト面にも力を入れるべきではないか。「障害=できない人」ではなく、どちらも歩み寄ってこそ心のバリアフリーという観点が生まれるのではないか。道路のバリアフリーに対する今後の取組や考えは。

⑴  ご指摘のように、視覚障害者誘導用ブロックは、立場の違う方からすればバリアになる可能性があるが、視覚障害者の方、また弱視の方が区内を安全に安心して歩くためには必要な設備だと思う。お互いの方たちが利用しやすい点字ブロックの設置の仕方については、様々な整備をする段階で検討する。
⑵  両方の立場のご意見等を聞き、今後どのような形で整備していくのがいいのか考えている。
⑶  ハードだけではすぐに、道路を利用する方が安全・安心に歩行できる空間はできない部分もあると思う。やはりソフト的な対応も必要であり、庁内連携をとりながら、より安全に安心し移動できるような道路空間づくりに努める。

建物や交通機関などのバリアフリーだけではなく、多様な人のことを思いやる心のバリアフリーが広がる社会になるよう願い次の質問に移ります。
⑴  障害のある子もない子もワークショップに参加し、品川区で初となる大井坂下公園に子どものアイデアを活かしたユニバーサルデザインの公園がつくられます。そこでお聞きしますが、禁止看板が多く規制されたイメージの強い公園ですが、品川区では多様なニーズに対応したルールづくりについてどのように考えているのか。
⑵  何でも禁止にするのではなく、地域との話し合いの中で、キャッチボールはOK、サッカーのリフティングなら良いなど、品川区でも、こういった逆転の発想はできないのか。
⑶  禁止で縛ってしまうと、子ども達の考える力がなくなってしまうのではないかと思う。日本では公園を一括りにしているが、海外は多様な広場と遊び場として別のものとして捉えている。256ある公園の多様性を求める考えを広げていきたいと思うが。

⑴  本区においては、高密化した都市空間が区内のほとんどを占めており面積の小さい公園が多いのが現状で、目的や年齢層も多種多様な状況です。公園を訪れる方にとって快適に憩える場となるためには、地域の皆様の合意を持ってつくられた一定のルールづくりは今後も必要である。
⑵  できることを記載するよりも禁止することを記載したほうが可能な遊びが増えるという場面もあるのかと考えている。しかし、園内のルールは、地域の皆様と相談しながら決めているので、ご提案のできる看板の内容についても、選択肢の1つとして今後に活かしていく。
⑶  今後、時代により求められるニーズも変わっているので、ニーズをしっかりと捉え区民に愛される公園づくりを進めていく。

地域コミュニティの大切なつながりの場である公園機能のさらなる充実を願い次の質問に移ります。
⑴  次は、避難所です。まずコロナ禍において、避難所における新しい運営マニュアルが作成されたが、品川区標準版と比べて変わったところを教えてください。
⑵  運営マニュアルは、どなたに配り、また避難所連絡会議の方には、対応のやり方などの説明はされたのか。
⑶  例えばアプリ。品川区のLINEでは「防災について」をクリックすると記事にジャンプするようになっている。これをもっと充実させ皆さんに周知すれば、防災イマジネーションを高める取組の1つにもなりえるが。
⑷  避難所に関連し、備蓄について質問します。災害対応のための備蓄マスクは、あくまでも災害時におけるものとして配布はなかったが、今後、このような不測の事態において、備蓄品の活用をどう考えているのか。

⑴  入口の段階で検温。健康チェックをし、健康な方と、症状のある方を分ける。熱がある方はもう一段受付をしさらに区分けし、ゾーニングという考え方で分けさせていただく。
⑵  各地域の防災区民組織の本部長宛てに送った。また、避難所連絡会議で区から説明し、議論を現在も進めている。
⑶  指摘のあったアプリについては、今年度、品川区にて公式アカウントを取得し、防災ページも作らせていただいた。その中で防災マップについても併せてご提供していく。
⑷  マスクについては、従来から備蓄していたが、全庁的な活用というところで一部供出した。市況の回復に伴い、再度、防災備蓄品として準備している。また、今回の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、必要な備蓄品の増備、マスクも併せて増備を考えている。

こういう災害は起こらないと言われていても起こります。私たちは経験しました。今後も同じような状況になったとき、しっかりと対応できるような組織づくりを目指していきます。

インターネット中継

お役立ちリンク

まつざわ和昌後援会

PAGE TOP