委員会

令和元年決算特別委員会 5日目



土木費について (質問時間15分)

●避難所における運営マニュアルについて質問
●避難所におけるペット同行避難の進展状況を質問
●災害時におけるNPO連携・協定について質問
●消防団のOB会を品川区民消火組織の一員とするよう提案
●品川区無電柱化の計画状況を質問

まず、避難所管理費より、避難所の在り方、プライバシー問題、ペット問題についてお伺い致します。
内閣府によると大震災の1週間後には38万以上の方が避難所生活を送り、復興庁によると震災後約1年の関連死を分析した結果、避難所での肉体的・精神的疲労が51%とあります。
そこで避難所に対する品川区の見解を教えて下さい。

関連死とは・・
災害が起きた時には助かったものの、避難生活を続ける中で体調を崩して亡くなり、それが災害との因果関係があると認定された人たち

今、関連死の例もありましたが、区としては、まず直接的な命を守るところを重要視して取り組んでいます。
避難された方については避難所の環境について改善をし、備蓄やトイレなど総合的に取り組んでいます。

避難所は学校施設が多く、教育委員会の管理施設かと思いますが、教育事業優先の為に対策が進まないとの記載もありましたが、区ではどのようになっているのですか?

避難所は一定の広さを有していると言う所で、学校を中心的な整備を進めています。
今後も学校の活用について進めて参ります。

という事は別に、教育委員会の管理施設だから災害対策が進まないといった事はないという事でよろしいでしょうか。
区には避難所マニュアルがあるが、どのような内容で進行状況はどうでしょうか。

マニュアルは地域の方々が自主的に運営いただくのに資するものとなります。
これまで自主性ということで避難所により差があったが、昨年、一定程度高めるような支援をし、ペットや女性への配慮など課題はあるが、レベルアップを図っています。

マニュアルは統一ではなく、地域ごとのものと考えられると言ったものなのですか?

避難所の設備や収容人数により、地域で差がでてしまうものです。
それが統一的になるよう、共通化を図り、標準マニュアルとして示しています。

避難所に関する調査報告書を読むと、運営で重要なのが共助になります。
被災者である私たちが運営、管理しなくてはならない。現状、地域の意識は低く、相互理解が得られていないと思うが、区との連携も含め、お考えを教えてください。

避難所については、共助と自助をベースに考えています。
そういう意味で、区内一斉防災訓練や避難所訓練、そういう機会を捉え、相互理解が深まるような訓練が大切であり、区としても支援していきます。

私も先日、荏原第五地区の総合防災訓練に参加しました。
個々の避難所で、そういった大規模な訓練を区と連携してできないものなのですか?

1か所で大規模と言うのは難しいですが、区内一斉防災訓練は本当の訓練に近いと思います。
周辺地域との関係などもそういうところで生まれると思いますので、そういった形で進めて参ります。

次にペット対策です。
昨年度の議事録で品川区は環境省のガイドラインに沿って同行避難するとあります。
まだまだ同行避難できる避難所は少数であるが、ペット対策についてお考えは?
また、トイレ問題が非常に深刻であり、水分を控えエコノミー症候群を発症するリスクが危惧されています。
区では、仮設トイレの設置をどのようにマニュアル化しているのですか?

ペットについては、様々な議論をしているが、基本的には同行避難をマニュアルに記載しており、少しづつではあるが、同行避難を行う避難所も出てきています。
また、仮設トイレはそもそも今までのトイレが使えれば一番いいので、下水道の耐震化も東京都と連携して進めており、便袋みたいな物も、1避難所5,000枚設け様々な観点からトイレ対策は進めています。

良い取り組み事例で、避難所にソーラー電灯設置や畳屋協会と提携して、避難時に畳を届けるなどありますが、区ではこのような連携と言う考えはありますか?

畳や間仕切り、段ボールベットなどは協定先から送られるような形で、協定を締結しています。

次に消防団運営費です。
消防団のOB会を通称団友会を申します。
団友会への依頼は品川区からなのか?東京都からなのですか?

現職の消防団の要請に基づいて消防団活動を支援していると理解しており、東京都の位置づけになると思います。

平日の昼間に消防団の活動が増え、会社員が多い分団が多く活動がままなりません。
団友会を品川区防災対策の一組織として確立して頂きたいがどうでしょうか?

定年延長や機能別の分団と言うような形に位置づけし活用する、と言った視点で議論を重ねています。

次に無電柱化です。
東京23区では8%しか進んでおらず、日本の無電柱化率が低い事がわかります。
区の計画はどのように進んでいるのですか?

無電柱化推進計画につきましては、現在、これから10年間に整備する無電柱化の計画について検討しているところでございます。
現在、10年間に整備する計画について検討しています。
ついては、1月には素案を作り、速やかに計画をまとめる事で進めているところでございます。

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