●高齢者等地域見守りネットワーク事業
●認知症高齢者支援事業
●家具転倒防止対策助成について質問
⑴ 初めに、認知症高齢者支援事業について、区でも様々な取り組みを推進し、支援が充実しているが、特に力を入れている、また評価が高い、取り組みを教えてください。
⑵ 当事者のお話を聴きますと、人との繋がりにとても刺激を受けるとあり「環境により左右され、よき出会いはよき人生となる」という言葉が非常に印象に残り、居場所づくりがとても重要とお思います。居場所において認知症カフェがこれにあたると思うが、だんだんと広がりが見えるが、どのような経緯があるのか。
⑴ 認知症については、介護保険事業計画の重点施策として位置づけている。力を入れている取り組みとして、正しく理解していただく普及啓発。認知症に関する悩みを持った方が気軽に相談できる認知症カフェ。徘回高齢者を早期に発見するための見守りアイテム等に力を入れている。
⑵ 認知症のお悩みを持つ方がどこに相談にすれば良いのか、同じ悩みを共有したいとの声を受け、区もいち早く着手し認知症カフェを広げるために多方面に声かけし数が増えている。
特徴的なのは、町会が主体となってやっているカフェが4か所あり、大変敷居が低くて、顔見知りの方がいるので非常に相談に行きやすいと好評である。
認知症というものは早期相談、早期診断というのがとても大切。しかし認知症に対して間違ったイメージがあるのも事実です。例えば実際に活動している当事者本人が実際に体験などをお話するのが効果的であると考えるが。
また「みんなの談議所しながわ」のように、これは実際に餅つきを開催し、武蔵大学の学生さんが撮影してくれました。当事者本人はもう自分の言葉などは忘れてしまっていましたが、やはり自分が元気でいることが見られることがすごい喜びということで大変好評だったのです。そういった本人が活動している映像を流すなどの取り組みはどうか。
今、紹介いただきました「みんなの談議所」こちらにつきましては区の高齢者福祉課も連携ができており、いろいろな形で情報交換、情報共有を行っている。それから認知症の講演会を行った際には、当事者の方に実際にご講演いただき、大変感銘を受けたという声をいただいている。また、令和3年度に向け認知症検診の実施に向けた準備を進めていきたいと考える。
次は、家具転倒防止対策助成について。地震による負傷原因の多くは、家具類の転倒・落下によるものであり、建物の耐震化と並び重大な地震対策である。この助成金が使われている傾向を教えて。
実績は、今年度は2月末時点で27件の申請をいただき、平成30年度は62件、平成29年度が28件の申請があった。平成30年度の数字が高いのは大阪、熊本などの大きな地震の影響を受けて申請件数が伸びたと分析。